格安スマホ選びのアドバイス!乗り換えで得する人、損する人
ドコモ・au・ソフトバンクなど、大手キャリアよりも低価格で人気を集める格安スマホですが、格安スマホへの乗り換えを誰にでもオススメする訳ではありません。乗り換えで得する人、はたまた損する人の違いはどこにあるのでしょうか?後々になって、「あの時、格安スマホにしなければよかった!」と後悔しないよう、乗り換え前に今一度確認して下さい。
目次
得する人のケース
データ使用量が少ない人
月々のデータ使用量が少ない人は、格安スマホへの乗り換えで得する可能性が高いです。大手キャリアはデータ定額プランなどで、データ使用量(いわゆるパケット量)を気にせず使っている人が多いと思います。しかし、格安スマホではデータ使用量に応じて料金プランが設定されているので、月々のデータ使用量が少なければ少ないほど料金はお得になります。自分に合った料金プランを選ぶといいでしょう。よくある料金プランは3GB、5GB、10GBプランなどです。
自宅にWi-Fi環境が有る人
自宅にインターネット回線を引いていて、更にWi-Fi環境が整っている人は、データ使用量が多少多くても得する可能性があります。月々のデータ使用量は、LTE回線や3G回線利用時にカウントされるものです。自宅にWi-Fi環境があれば、自宅でのネット検索やアプリ利用、動画視聴などにWi-Fiを利用できて便利です。外出先で利用する分のデータ使用量さえ確保しておけば、データ使用量の少ない料金プランを選んでも不自由なく利用することができます。
無料通話アプリでOKな人
通話はLINEなどの無料通話アプリでOKという人、そもそも通話をほとんど利用しないという人にも格安スマホはピッタリです。格安スマホ会社の通話料金は、だいたいどこも20円/30秒に設定しています。大手キャリアのような無料通話は付いていないので、通話した分だけ通話料金がかかってきます。通話料金も含めお得にしたいなら、無料通話アプリの活用が必須です。また、通話料金が少し安くなる、楽天でんわや050plusなどの格安通話アプリもオススメです。ニフモや楽天モバイルには、通話し放題のオプションもあり、こういった選択肢もあります。
端末へのこだわりが無い人
端末へのこだわりが無い人は、格安スマホの端末でも十分に満足できるでしょう。ほどほどのスペックであれば端末の種類は問わない、そんなことよりも、価格重視で選びたい人にオススメです。端末ラインナップや価格は会社によって多少異なりますが、ファーウェイやエイスース、シャープ、京セラ、富士通などの端末を2万円から4万円程度で購入できます。
自分で調べるのが得意な人
パソコンやスマホを使って分からないことを調べるのが得意な人は、格安スマホを使いこなせるでしょう。格安スマホの注文はネットで、そしてセットアップや電話帳データの同期は自分で行うのが基本です。と言っても、それらの設定はそれほど難しいものではないので、気負いする必要はありません。中には、セットアップが要らない格安スマホもあります。
損する人のケース
データ使用量が多い人
月々のデータ使用量が10GBを超える人は、乗り換えで損する可能性があります。格安スマホの料金プランは、データ使用量が多い人をターゲットにしていません。10GBを超える料金プランは基本料金が割高になるだけでなく、提供会社の数も少なくなり選択肢の幅も狭まります。また、月々のデータ使用量が一定でない人(多い月もあれば、少ない月もある人)も、料金プランの選び方によっては損をする可能性があります。高速データ通信ではありませんが、このような人は低速データ通信の使い放題プランがある会社を選ぶのも手です。
自宅にWi-Fi環境が無い人
自宅にWi-Fi環境が無い人には、あまり格安スマホをオススメできません。スマホはガラケーと違い、何かとデータ使用量がかかるものです。LTE回線や3G回線で動画視聴を頻繁に繰り返すと、あっという間に容量を使い切り、速度制限がかかってしまいます。速度制限を解除するために追加チャージを支払ったら、結果的にスマホ代が高くついた、なんてことになりかねません。少ないデータ使用量の中で、ネット検索やアプリ利用、動画視聴を楽しみたいならWi-Fiの利用が欠かせません。
無料通話アプリはNGな人
無料通話アプリや格安通話アプリを使うつもりはない、でもこれまで通り通話をしたいという人は、乗り換えで損する可能性が高いです。格安スマホの料金プランには通話料金が含まれていないので、通話の使い方には要注意です。無料通話アプリを利用しないのであれば、代わりに通話し放題のオプションを付けるなどの対策が必要です。
端末へのこだわりが有る人
端末へのこだわりがある人は、格安スマホへの乗り換えが向いていません。例えばiPhoneやXperia、GALAXYの最新端末などは、格安スマホでは取り扱いがありません。一部、iPhone6の中古端末を販売している会社がありますが、iPhoneやXperia、GALAXYの最新端末をどうしても使いたい場合は、大手キャリアの利用が無難です。
自分で調べるのが苦手な人
パソコンやスマホを使って分からないことを調べるのが苦手な人は、格安スマホを使いこなすのが大変かもしれません。大手キャリアのように電話や店舗でのサポート体制が充実している訳ではないので、自分で調べることができないと、後々苦労することになります。万が一、問題が起きた時の対応が心配な人は、店舗を展開しているワイモバイルや楽天モバイル、ユーモバイルを選ぶといいでしょう。
以上のケースを踏まえた上で、格安スマホは自分に向いているのか、それとも向いていないのか、改めてこの機会に考えてみるといいでしょう。なお、家族割や学割が充実した格安スマホを選びたい人はワイモバイル、楽天会員の人は楽天モバイル、SIMカードだけを利用したい人はDMMモバイルやIIJmioといった選択肢がオススメです。
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