スマホ代を大幅節約、乗り換え前に要チェック

SIMロック解除の概要、大手キャリアから格安スマホへの乗り換え

スマホが3台並ぶ画像

総務省が発表した「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正に伴い、2015年5月1日より、SIMロック解除義務化がスタートしました。このSIMロック解除義務化により、大手キャリアから格安スマホへの乗り換えがますます活発化するのでは!?と期待されていたMVNO市場ですが実際に大手キャリアが発表したSIMロック解除の内容は、予想されていたものとは少し違ったものでした。こちらのページでは、ドコモ・au・ソフトバンク各社が発表したSIMロック解除の料金・方法・条件について解説しています。

SIMロック解除とは?

そもそもSIMロック解除義務化とは何なのでしょうか?SIMロック解除義務化とは、2015年5月1日以降に発売される端末に対して、原則的にSIMロック解除を求める新ガイドラインです。これを受け、ドコモ・au・ソフトバンク各社は、端末に掛けていたSIMカードの縛りを解除しなければいけなくなりました。これまでドコモから販売された端末はドコモのSIMカードを、auから販売された端末はauのSIMカードを、ソフトバンクから販売された端末はソフトバンクのSIMカードを使う必要がありましたが、今後はこの制限が無くなりSIMロックを解除すれば、キャリアに関係無くSIMカードを自由に入れ替えられるようになります。

料金について

SIMロックの解除は、必ずしも無料で行えるとは限りません。事務手数料の支払いが必要になる場合もあります。ドコモでは、ドコモショップと電話での申し込みには3,000円が必要になりますが、インターネットからなら無料で行えます(既にドコモを解約している方は3,000円の事務手数料が必要)。auでは、auショップでの申し込みには3,000円が必要ですが、インターネットからの申し込みは無料です。ソフトバンクもauと同じく、ソフトバンクショップでの申し込みには3,000円が必要ですが、インターネットからの申し込みは無料です。

方法について

SIMロックの解除方法には、スマホショップ・電話・インターネットを利用する方法があります。ドコモでは、この全てに対応していて、最寄りのドコモショップ・ドコモインフォメーションセンター(電話番号は局番なしの151、受付時間は9時から20時)・マイドコモのドコモオンライン手続き(24時間受付)から申し込めます。またauでは、最寄りのauショップとauお客様サポートで受け付けています。auお客様サポートでのオンライン手続きは2015年8月以降に提供が開始されます。ソフトバンクでは、最寄りのソフトバンクショップ(一部店舗は対象外)とマイソフトバンクにて受け付けています。

条件について

SIMロックを解除できるのは、スマホ・タブレット・Wi-Fiルーターなどの端末です。ドコモは2015年5月以降に発売された端末、auは4月23日発売のGalaxy S6 edge SCV31以降の端末、ソフトバンクは5月29日発売のGalaxy S6 edge以降の端末が対象です(ドコモとソフトバンクの場合はそれ以前に発売された端末も一部対象)。どの端末も、購入日から180日(6カ月)経過してからでないと申し込めません。既に解約済みの端末に関しては、auは受付対象外、ドコモは解約日から3カ月以内、ソフトバンクは解約日から90日以内が受付対象期間です。

まとめ

キャリア 料金・方法 条件
店舗 電話 ネット 購入後 解約後
ドコモ 3,000円 3,000円 無料 6カ月 3カ月以内
au 3,000円 無料 180日
ソフトバンク 3,000円 無料 180日 90日以内

今回ドコモ・au・ソフトバンク各社が発表したSIMロック解除の料金・方法・条件には、ほとんど差異がありませんでした。ドコモだけ電話でのロック解除にも対応してはいるものの、各社ともほぼ同じ内容です。いつでもどの端末でも解除できるわけではないので、SIMロック解除義務化に期待していた方にとっては少し期待外れだったかもしれません。機種が古くなっている方は、格安スマホのMNP特典を利用してスマホセットへ乗り換えるのも手ですし、機種を変えたくないのであれば、同じ系列のSIMカード(ドコモ端末ならドコモ系の格安SIM、au端末ならKDDI系の格安SIM)に乗り換えるのも手です。このまま大手キャリアのスマホを使い続けるのか、それとも格安スマホや格安SIMカードへ乗り換えるのか、今が選択の時なのかもしれません。

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